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2018.07.27

父が還暦を迎えたこと。

全国ツアー「CELEBRATION tour 2018」も残すところ5公演となりました。
毎回全力でパフォーマンスできる環境とメンバー、スタッフの皆に感謝です。

先日の金沢公演でのこと。
私のライブでは本編が終了するとファンのみんながサプライズで歌を歌ってくれたり
横断幕にメッセージを書いて掲げてくれたり色々なことをしてくれます。
この日アンコールを待つファンの皆の歌が聞こえステージに出ると
私が幼少期に父親に抱っこされている写真を客席の皆が一人一人持って掲げていた。
2歳の私の顔がたくさんこちらを向いていると思ったら
横断幕には私がファーストアルバムで父に向けて書いた「STAR」という曲の歌詞の一節が。
そして更に父が60歳になったことを祝福するメッセージが書いてあったんです。
今月13日に、父は生きていたら60歳、還暦を迎えていたんです。
私はそのことを誰にも言っていなかったし父の年齢は昔さらりとSNSに書いたくらいで。
だから私はとても驚き、感激して、
アンコールの一曲目の歌い出しからしばらく歌えなくなるほど泣いてしまった。
ステージ上であんな風に泣いてしまったのはすごく稀なことで自分でもびっくりしました。

今回のツアーは私たちがこの世に生まれてきたことをお祝いするためのツアー。
だからMCでも時折、家族や先祖を大切にすることをメッセージとして伝えてきました。
その思いをキャッチしてもらえてこんな風に返してくれた皆に涙が溢れた。
本当にありがとう。
幼い頃から母に「父が空から私たちを見守っているんだ」と教えられてきました。
だから苦しいことがあっても絶対に守られているから大丈夫なのだ」と。
誰か大切な人を失った方も、絶対にその人はどこかからあなたを包んで守ってくれているの。
必ずどこかからあなたを見ているの。
明日のことはわからない。
明日大切な人を失うかもしれない。
だからこそ今、愛を伝えなくてはいけないの。
もし母が会場にいたら喜び泣いただろうなあと思いながら歌っていました。
こんなにたくさんのファンの皆に父の誕生日をお祝いしてもらえる私を見て
きっと父は誇らしく思ってくれていたと思います。
私の命がここにあって、今日も私が愛する人を愛せるのも、
あの日父が母を見つけてくれて、
父と母が恋に落ちたから。
私が二人の愛の証なのだと思うと今日も強く愛を信じられます。
 
 
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